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今朝、大学の卒業生でしょうか。袴姿の女性を見ました。 着物は矢絣。袴は行燈でしょうか。 袴には大きく分けて、行燈袴、馬乗り袴、野袴の三種類があります。行燈袴はいわゆるスカート状の袴で一本の筒です。馬乗り袴はズボンのように足が左右に分かれています。野袴は馬乗り袴の裾をまつったものです。こまかいことをいうともったいろいろな袴があるのですがおおよそこんな感じです。 袴はもともと男性の正装だったので女性が袴をはくようになったのはじつはごく最近の事です。女性はお手洗いのしやすさからか行燈袴を着用することが多いようです。 卒業式の着物の矢絣には深い意味があります。もともとは女性が婚姻の際持ち物に入れるお守りのようなものだったそうです。弓矢の矢羽をモチーフにした柄は、矢が飛んで行ったら戻ってこないことから離婚されないという意味や、矢が一直線に飛ぶことから信念を曲げない、という意味があったようです。 みな、立派に卒業して今日の気持ちを忘れず、信念を曲げずがんばってほしいなと思います。

袴

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